EL FUROOTS インタビュー 

INTERVIEW

「冬でも聴きたいトロピカルサウンド」は、いかが?!。「未来を輝かすルーツとなる音楽」を奏でるEL FUROOTS(エル・フルッツ)とは何者?!?!?!

1月11日・六本木EDGEを舞台に、一つのグループが産声を上げる。2Vocal&1Rap×Danceという編成のもと、HIP HOP×EDM+歌心を持った音楽を魅力に、彼らは自分たちの”身近な日常”を切り取るように届ける。グループ名はEL FUROOTS(エルフルッツ)。スペイン語のEL FUTURO(未来)に、「自分たちのオリジナルな音楽性がルーツとなる新しいスタイルを広げたい」(AKIHIRO)という想いの「ROOTS」を繋ぎ合わせ、3人はEL FUROOTSという造語を作成。その名を、グループ名として掲げた。
メンバーは、AKIHIRO(Vo&Dancer)、SEIJI(Vo&Dancer)、YOU坊(Rap&Dancer)の3人。EL FUROOTS(未来×根源)というグループ名が示すように、彼らは流行へ寄り添いながらも、流行りとは異なる独創的な音楽を求めている。それが、「冬でも聴きたいトロピカルサウンド」。トロピカルハウスをベースにしながらも、そこへチルハウスの要素もミックス。ブチ上がるよりも、心地好く身体を揺らし、歌に浸れる音楽性を楽曲に投影。時には攻撃的な表情も加え、ただメロウなだけではない。気持ちを躍動させるエモーショナルさも描き加えているのが特徴だ。そのEL FUROOTSの魅力について3人が語ってくれた。

互いのことを包み隠さず打ち明けられる関係でいれることが、何よりも大事。

――まずは、3人の結びつきから教えてください。
AKIHIRO もともとは同じ芸能の専門学校で出会った仲間たち。ただし、在学中にグループを組んだわけではなく、在学中はもちろん、卒業後も個々に活動をしていました。EL FUROOTSは僕が発起人なんですけど、メンバーを集める中で再会したのがYOU坊とSEIJI。今はツインヴォーカル+ラップ、加えて3人全員が踊るスタイルを取っています。
――お互いに以前から、惹かれ感じあうものがあったのでしょうか?
AKIHIRO 以前から気の知れた仲であったのは事実です。とくに僕とSEIJIは専門学校時代からの付き合い、YOU坊と僕は、専門学校時代は顔見知り程度の付き合いで、YOU坊とSEIJIもお互い顔と名前ぐらいを知ってる程度だったんだよね。
SEIJI よく一緒に学校でレッスンをしていた仲なので。
AKIHIRO 僕とYOU坊とは卒業後からが本格的な繋がりですけど。波長が合うというか、話をしていても音楽の趣味が合えば、笑いのツボも同じ。そこが大きいんですよ。
YOU坊 いや、笑いのツボが合うと思ってるのは自分だけ(笑)。
AKIHIRO えっ、ほんと??
――若干メンバー内でのすれ違いもあるけど(笑)、仲は良いと。
AKIHIRO そうです(笑)
――活動をしていくうえで、人間性が何よりも大切ですからね。
AKIHIRO そうですね。互いのことを包み隠さず打ち明けられる関係でいられることが、何よりも大事。そこの信頼関係は強いです。

僕はAKIHIROさんの意識と音楽性の高さに惚れているので、裏切りませんよ。

――AKIHIROさんから見たYOU坊さんは、どんな方ですか?
AKIHIRO YOU坊は、このグループのダンスを担当。振り付けはもちろん、パフォーマンスとして見せるためのフォーメーションも考えてくれるダンスのブレインとなる存在です。観ての通りのドレッドヘアでキャラも立ってるというか、顔も性格も濃い人。ただし、見た目とは違って意外と真面目。けっしてめちゃくちゃ固い人間ではないけど、真面目な性格柄、継続する力はすごくある人です。
このグループを立ち上げようと動き出したのが1年前。YOU坊は、グループがなかなか動き出せない中にいてさえも、ずっとメンバーでいてくれたんですよ。普通なら、1年も動かないと辞めちゃうじゃないですか。なのに辞めずに続けてくれてるってすごいと思うんですよね。だからこそ今、こうやって一緒に頑張れているように、本当に芯を持ったメンバーだなと僕は感じています。
――続いて、SEIJIさんについてお願いします。
AKIHIRO SEIJIは、このグループが動き出すきっかけになったメンバー。最初から僕はツインヴォーカルのグループとして動き出したくてメンバーを探していたんですけど。パートナーとなる相手がなかなか見つからずにいた中、SEIJIが「俺がやるよ」と入ってくれた。彼が加入し、ツインヴォーカル&ラップという形になれたことで、ようやく正式に動き出すことが出来たように、SEIJIはEL FUROOTSの救世主的な存在です。
僕とYOU坊は一年間一緒に日々を過ごしてきたように、グループとしての温度感や理解度面などある程度形成されていたんですよ。そこにSEIJIの加入が決まった時点で、僕とYOU坊が別にやっているB.STATIONSのワンマン公演となる2020年1月11日のライブをデビュー日にしようと決め、そこからEL FUROOTSが一気に走り出したわけです。加入したのが11月末頃で、本当に準備期間の短い中。僕ら自身SEIJIにいろんな要望を求めてしまう形にはなったんですけど。その多くの注文や課題をぶつけられてもへこたれずについてきてくれて。ちゃんとした形としてまとまりつつあるのも、彼の努力があってこそだとすごく感じています。
――SEIJIさん自身、EL FUROOTSへ魅力を感じるからこそ、短期間の中で吸収しなきゃいけないハードルさえも乗り越え続けてきたわけですよね。
SEIJI もちろんです。加えて、今までの自分はちゃんと続けるというか、一つのことを継続するのをあまりやってこなかったんですよ。しかも僕はダンスをやったことがない中、2人はダンスの経験があるから振りの吸収も早いんですけど、僕はとても遅い。そういうときほど正直「ダンスはキツいなぁ」と感じながらも、「ここで辞めたら、また同じことの繰り返しだなと」思い続け、今までの自分よりも人として成長したい想いもあり練習を重ねている面もありますからね。
AKIHIRO その発言を通して、彼はモテようとしている面もありますから。
SEIJI やめろ、その発言!!! とにかく、EL FUROOTSとしての活動を頑張ります!!!
――YOU坊さん、ほぼ1年間活動ができない状態をどう受け止めていたのでしょうか?
YOU坊 僕はAKIHIROさんの意識と音楽性の高さに惚れているので、裏切りませんよ。

グループのテーマとして据えているのが「冬でも聴きたいトロピカルサウンド」。

――1年間弱活動が出来なかったのも、なかなかベストなメンバーが見つからなかったことから???
AKIHIRO そこに尽きましたね。歌い手が1人だとヴォーカルワークとして幅が狭くなるんですよ。どうしても単調なパフォーマンスになってしまうなと思ったことから、もう1人ヴォーカルがいればとずっと思っていました。もっというなら、最初はEL FUROOTSを5人グループとして活動を始めたい理想があった。ツインヴォーカルにラッパーとダンサー2人が一番理想ではありながら、なかなかメンバーが揃わないことから、最低限2ヴォーカルと1ラップがいればと、今の形で走り出しました。今後もっと迫力あるパフォーマンスを求めたい気持ちもありますし、さらに出来ることを増やしたい想いがあるので今もダンサーを募集していますし、オーディションも打ち出している最中です。そこは今でも、良いメンバーが見つかればいいなと思っています。
――楽曲はAKIHIROさんが全部手がけている形なんですか?
AKIHIRO 作詞とメロディに関しては僕が作り、トラックはイメージを伝えたうえでアレンジャーさんにお願いをしています。
――現状の持ち歌を聴かせてもらいましたが、攻めからメロウまで幅を出していますよね。しかも、どの楽曲にも共通しているのが良質な歌ものである姿勢。
AKIHIRO いろいろ幅を作ってはいますね。グループのテーマとして据えているのが「冬でも聴きたいトロピカルサウンド」。HIPHOP+EDMなダンスミュージックではあるんですけど、パリピすぎない面を心がけてるというか。リゾート系EDMのイメージを持って攻めていこうと思ってるんですよ。盛り上がるけど、「ぶち上げ、イエーイ!!!」な感じではなく、「みんなでお酒を呑みながら身体を揺らして楽しめるよね」みたいなイメージですね。
――3人とも、パリピな性格ではない?
AKIHIRO いえ、「YEAH!!」となるのが好きは好きなんですけど。
YOU坊 YEAH!!系好きだよね。
AKIHIRO 僕もYEAH!!系が好きで。
YOU坊 YEAH!!系って、いきなりジャンル作っちゃってるよ(笑)。
AKIHIRO 僕らがみなさんに広げていく音楽はYEAH!!系ではなく、ぶち上げ過ぎないメロウなEDMみたいな感じですかね。
――歌心を持っている面も強いですよね。
AKIHIRO そうですね。ぶち上げ系EDMって世の中にはけっこう出ているし、有名な人たちの中にもそういう曲は多いので、そことはちょっと違った視点で攻めたい気持ちがあって。そこからEL FUROOTSは、メロウな部分をEDMに乗せてというコンセプトにしています。
SEIJI そういうコンセプトが好きだから、僕も「やりたいです」と手を上げたわけなので。
YOU坊 そういう音で僕も踊りたかったんで。
AKIHIRO ジャンル的にはHIP HOPになるんでしょうけど、けっしてHIP HOP色は強くない。だけど、HIP HOPのダンスを軸に据えているように、そことの融合を上手く作りあげていけたらなと思っています。

「未来」と「ルーツ」を掛け合わせ誕生した名前が、EL FUROOTS(エル・フルッツ)。

――EL FUROOTSというグループ名にも、深い意味があるんでしょ。
AKIHIRO あります。スペイン語に「エル・フトューロ」という「未来」を意味する言葉があるんですけど、最初はその言葉でいこうと思って検索したらサッカーチームが出てきたんですよ。そことかぶってしまうのもと思い、そこへ言葉を足して造語にしてしまおうと。そこから「未来」と、僕たちの奏でる音楽を一つのジャンルとして確立させたい。その「ルーツ」となる音楽をということで、EL FUROOTS(エル・フルッツ)という名前にしました。
――1月11日に六本木EDGEで行なうライブが、EL FUROOTSの初ステージになるわけですね。
AKIHIRO そうですね。セットリストはもう決めていて。どんな流れで、どんな風にパフォーマンスをしてというのは見えています。お客さんの入り具合の面でも、良い景色になりそうだからね。
――この日のイベントは確か…。
AKIHIRO 僕とYOU坊がB.STATIONSという別のグループでも活動をしていて、1月11日はそのグループとしてのワンマン公演になるんですね。そのグループのメンバーたちも、僕とYOU坊がEL FUROOTSをやっているのと同じよう、他にもグループ活動やソロ活動をしています。この日は派生グループが全部で3組登場します。そのタイミングでEL FUROOTSを初お披露目しようと決めました。僕とYOU坊はB.STATIONSとしてのワンマン公演ということで、ライブの景色も見えているんですけど。SEIJIは、もしかしたら初めて観るような景色になるのかな?
SEIJI そうだね。もちろんライブ経験はあるとはいえ、とてもお客さんの多い前での初ステージになることから緊張もあるんですけど。ステージに立ったら楽しんでるんだろうなとは感じますし、アドレナリンがめっちゃ出るんじゃないかな。
YOU坊 EL FUROOTSの初ステージだからこそ、ばっちりキメたいと思います。キャーキャー言われたいです。
AKIHIRO B.STATIONSはEL FUROOTSとは音楽性がちょっと違っていて、僕もYOU坊もEL FUROOTSの楽曲でパフォーマンスをすることがとても新鮮。だから、すごく楽しみですね。不安よりも、ワクワクする気持ちのほうが強いです。
――お客さんの目的はB.STATIONSでしょうけど、EL FUROOTSの存在は嬉しい衝撃を与えられそうだ。
AKIHIRO そうなりそうですね。すでにEL FUROOTSの存在を知っているファンたちもいますけど。パフォーマンスを観るのはその日が初めてになるので、どんなパフォーマンスを行なうのか楽しみにしている人たちもけっこう多いと思うからこそ、期待以上のものを見せたいなと思っています。
YOU坊 間違いなく見せれますね。

生活の中にあるフレーズを使うのが、僕が歌詞を書くうえで意識していること。

――今年は、B.STATIONSとEL FUROOTSを並行して動かす形でしょうか。
AKIHIRO 僕ら2人は並行してやっていく形にはなりますね。EL FUROOTS自体の活動の幅も、どんどん広げていきたいなと思っています。
――EL FUROOTSを始めたということは、B.STATIONSだけでは表現しきれないものがあったということ?
AKIHIRO 実はもともとの始まりが、EL FUROOTSを立ち上げ、僕とYOU坊でメンバー集めをしながらも、なかなか活動へ踏み出せないなというときにB.STATIONSと出会い、「一緒にどう?」と提案を受けて2人で加入した形なので。EL FUROOTSのほうが動き出しは先なんです。なので、本来の僕らの活動をようやく始められるというところですかね。今年はライブも積極的にやっていきたいですし、何時かはおっきい会場でライブをしたい。そのためにも、1月11日に良いスタートを切りたいんです。
SEIJI キャーキャー言われたい。ぜひキャーキャー言われる年にしたいです。
――SEIJIさん自身、EL FUROOTSを通して何を表現したいですか?
SEIJI 曲の雰囲気で盛り上がるのも大事ですけど。歌心も含め、歌詞が届かないと、その場だけの盛り上がりになってしまう。それこそライブに来て、その場だけで盛り上がるんじゃなく、帰り道すらも余韻に浸っている。そういう熱量が家に帰っても続いてゆくアーティストになりたいなという想いはあります。
――YOU坊さんは、どうですか?
YOU坊 僕自身、アドリブで踊ることを得意としているように、振り付けを作る経験がまだ浅かったんですよ。だけど、グループでやるからには振り付けも大事だから、そこは強化していきたいですね。メンバーも増えたら5人で作るダンスも考えなきゃいけないように、よりダンスの見識の幅を広げながら、いろんなスタイルを取り入れ、いろんな表現をお客さんたちに観てもらえたらなと思っています。
――今のEL FUROOTSのダンスの特色も教えてください。
YOU坊 曲によって変えています。盛り上がる系は格好良くキメていれば、僕らのトロピカルサウンドを軸に据えた「Photogenic Lover」では、格好良く仕上げながらも振りの中へ可愛いさを取り入れたり。誰でも出来る可愛い振り付けもやっているので、そこはお客さんも一緒にやってもらいたいです。
AKIHIRO ライブに来たお客さんが、ジーッと観てライブが終わる内容にはしたくないというか。僕自身も観るだけのライブでは寂しいし、なんとなく物足りなさを感じてしまうタイプ。EL FUROOTSとしては、お客さんも参加出来るライブを作っていきたい。キャッチーな振り付けで一緒にみんなで踊り、一緒にみんなでフレーズを歌うライブをつねに盛り込めるよう、楽曲もそこを意識して作っています。
――歌詞にもこだわりは?
AKIHIRO 僕たち世代や、もうちょっと若い世代に向けて伝わる想いを。その人たちの生活の中、当たり前に感じれるフレーズ。生活の中にあるフレーズを使うのが、僕が歌詞を書くうえで意識していることです。その身近さが大切というか。世界平和を願うというスケールのデカい言葉よりは、渋谷の街のごみ拾いをするくらいのニュアンスのほうが伝わると思うんですよね。そういう、みんなが理解できて、絵が想像できる言葉を意識して書くようにしています。

      オリジナルをぜひ聴いて欲しい。僕らにしかないものがそこにはあるので。

――1月12日には、西早稲田にあるZOME-Bで主催無料ワンマンが開催になります。
AKIHIRO この日は、オリジナル曲3曲とカバー曲を幾つか披露する予定です。しかもカバー曲は、EL FUROOTSとは少し違った色を見せれる歌を選曲したので、そこも楽しみにしてください。今回はワンマンということで時間もたっぷりあるので、3人でトークもしようと思っています。あとは、ライブ終了後にファンミーティングというか、オフ会のイメージでコミュニケーションを取れる時間を用意します。身近な距離感で接する機会はなかなかないからこそ、この機会に来ていただけたらなと思います。
SEIJI カバー曲にも注目です。選んだ曲はコーラスが多いように、そのコーラスにも注目して聴いていただきたいです。
YOU坊 オリジナル曲をぜひ聴いて欲しい。僕らにしかないものがそこにはあるので。AKIHIROさんの作った音楽の良さが伝わると思うからこそ、それを聴いて欲しいのはもちろん。12日はトークの場もあるように、3人ともキャラがとても濃いよう、その人間性も楽しんでいただければと思います。
SEIJI とにかく、キャーキャー言っていただければ嬉しいです。

TEXT:長澤智典

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AKIHIRO
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YOU坊
@YOUBOU_ELFR
SEIJI
@seiji_ELFR

★インフォメーション★

【EL FROOTSお披露目記念!!無料ワンマンライブ!!
RIDE ON WAVE〜under the moon〜】

日程:2020/1/12(日)
会場:早稲田ZONE B
時間:17:30open 18:00start
チケット:入場無料!!(1D別)
出演:EL FROOTS

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