手作りのドレスを身につけた稲森のあ(燃えこれ学園)、生誕祭で、心の内を歌詞にしたソロ曲「myself」を披露!!
燃えこれ学園が6月より定期的に行っている「無観客ライブ配信」。9月29日(火)に、のありぃこと稲森のあの生誕祭が行われた。彼女にとって初の単独生誕祭。しかも、初のソロ曲も披露。コロナ禍により約3カ月遅れとはいえ、メンバーの誕生日を祝えるのはファンにとっても嬉しいこと。ここへ、当日の模様をお伝えしよう。
流れだした映像とSEに乗せ、叫ぶような熱いメンバー紹介の声がフロア中に響き渡る。そして…。「もしも涙が枯れてしまうような苦しい時が続いたとしても 大丈夫この歌を思い出して ひとりじゃない僕が側にいるから どんなに挫けそうな時も 涙溢れて止まらない夜も 思い切り息を吸って 足鳴らせば いつでも今が未来(あした)へのスタートだから」。ライブは、メンバーたちがいつも胸に抱いている想いを歌にした「Re-START」から幕を開けた。彼女たちは輝く未来をつかもうと、自信に満ちた表情で大きく空に手を伸ばしながら歌いだす。とても力強いステージングだ。仲間たちと一緒に新しいスタートを切ろうと歌う彼女たち自身が、何時しか輝く存在に変わっていた。
メンバーの煽り声からの始まりは、稲森のあのアイデア。次のブロックでは、彼女が大好きな楽曲ベスト3を披露した。
最初に飛び出したのが、「ミラクる☆妄想がーる」。画面の向こうの人たちへ、愛らしい仕種や可愛い声を届けるように歌うメンバーたち。無邪気にはしゃぎながら歌う姿を見ていると、気持ちが騒ぎだす。一緒に「もっともっと」と声を上げ、彼女たちにエールを送りたい。この歌に触れている間中胸がドキドキし続ければ、ときめきが止まらなかった。
次に届けたのが、チアダンスのような振りから始まった「明日へ」。学園を舞台に、夢を追いかける少女たちの姿を映し出した、青春という言葉が似合う楽曲だ。メンバーたちは自分たちの気持ちも鼓舞するように、晴れた笑顔で「開いた夢の地図君だけのストーリー 描いた夢の景色は消えないから」と元気な声を響かせていた。
3曲目に選んだのが、激しいドラマを描く「時の砂」。先に披露した愛らしい2曲とは異なり、胸の内側から沸き立つ情熱をぶつけるように歌う姿がとても凛々しい。メンバーたちが躍動するパフォーマンスを見せれば、キリッと前を見据え颯爽とした姿で歌う様もとても印象深く瞼へ焼きついた。
舞台には、シルクハットをかぶった熊野はる、佐々木千咲子、蒼音舞の姿が。他のメンバーたちは皆、頭にティアラを付けていた。スウィングするジャジーでミステリアスなサウンドに乗せ、彼女たちが歌ったのが「シンデレラ・クレイム」。紳士とお姫様に分かれたメンバーたちが絡み合い、ミュージカル劇の一場面を歌い演じるように物語を描き出す。それぞれの動きから目が離せない。スリリングなステージングに視線が釘付けだ。
「幸せです。みなさんがどうやったら喜んでくれて、わたしが楽しいか」(稲森のあ)を考えながら、稲森のあはこの日のライブを構成したことを伝えてくれた。
稲森のあがソロステージの準備している間、他のメンバーは「恋の魔法」を歌唱。恋する乙女の片思いの苦しい胸の内を、彼女たちは切なさも歌声に秘めながら歌っていた。「恋の魔法かけたいよ」「僕だけ見てて」の言葉へ触れるたび、愛しい人へ想いを馳せる苦しい恋心に胸がキュッと締めつけられていた。
この日、稲森のあが身につけたのは、1から手作りしたからくり仕様のドレス。これも、観てくれる人たちに少しでも楽しんでもらうため彼女なりに考え、実践したこと。手作りのドレス姿で登場した稲森のあは、みずから用意した手紙を読み出した(#1を参照)。
手紙を読み終えた後に届けたのが、稲森のあ初のソロ曲「myself」。天真爛漫な稲森のあらしい、とても明るく華やかな歌だ。でも歌詞には、何時も表には出さない本音の心が記されていた。どんなつらい想いを抱こうと、応援してくれるファンたちと一緒にずっと輝きたいし、ともに夢を追いかけ続けたい。「がんばれ、わたし」とみずからを励ましながら、胸の内に秘めていた想いを彼女は力強く、笑顔で届けてきた。膝上丈のスカートが、途中からロングスカートに変貌。ソロコーナーでは、衣装に仕掛けたからくりもしっかりと見せてくれた。
稲森のあのソロ曲をリハーサルで聞いたときから、メンバーみんな歌詞に心動かされ泣いていたことを、ここで報告。メンバーからの「のありぃお誕生日おめでとう」と声を受け、みんなで「一年に一度のお誕生日おめでとう」「出会ってくれてありがとう」「大好きだから 大切だから」と歌う「お誕生日おめでとう」へ。喜びを隠せず、満面の笑顔で歌う稲森のあの姿が、とても印章深く瞼に焼きついた。難病により自宅から配信映像で参加中の仲川つむぎも、背景に映したスクリーン越しにライブに参加。メンバーたちに固まれながら、少女に戻ったよう無邪気にはしゃぐ稲森のあの姿を観ていたら、笑顔をプレゼントされた気分になれた。
華やかな宴を塗りかえるように,メンバーたちは凛々しい歌声とステージングを通し「again」を熱唱。気持ちの内側から沸き立つ熱情をぶつけるように歌う姿に目が釘付けだ。落ちサビを熱唱する稲森のあの姿も恰好いい。燃えこれ学園の中にある強い表情も、心を捉えて離さない。
稲森のあ生誕祭の最後を彩ったのが、メンバーや広報委員たちへの想いを歌にした、力強く前を向ける「すき!すき!好き!!」。仲川つむぎも背中に羽根を付け、映像でライブに参加。「勇気出して、好きって叫ぼう」の声を聞くたびに、画面の向こうから同じ想いを彼女たちに届けたくなる。恋した時のときめきも、大好きな人への愛しい想いも、同じ「好き」という気持ちに変わりはない。途中、稲森のあが「最高に幸せでーす」と叫んでいた。そんなお茶目な「君が好き」だよ。
生誕祭ではお馴染み、メンバーらの HAPPY BIRTHDAYの歌に乗せ、メンバーたちが想いを記した大きなメダル型の色紙を稲森のあへプレゼント。ソロ曲について稲森のあは、「とてもいい歌詞で、わたしのことを歌った曲というか。泣き虫なので、落ち込んだときとか励ませる曲になれたらなと思っています」と述べていた。ここで、熊野はるが稲森のあへ向けた手紙を読み出した(#2)。
稲森のあが語った、「今日はやりたいことを全部叶えることができました」の言葉を受け、最後に、全員でお馴染み「校歌」を斉唱。10月6日に行なわれる熊野はるの生誕祭へ楽しい想いを繋げるように、彼女たちの歌声が会場中に響き渡っていた。
稲森のあの手紙朗読 (#1)
「みなさぁーん、のありぃ生誕祭楽しんでますかぁ!!わたしは自分の気持ち、想いを言葉にすることが本当に苦手です。でも、頑張ってこのお手紙を書いたので聞いてくれたら嬉しいです。
今日、のありぃ生誕祭を観てくれて本当にありがとうございます。とっても嬉しいです。今年の3月頃から新型コロナウィルスが流行ってしまって。そして、緊急事態宣言が出て、みんなとまったく会えなくなってしまいました。外出自粛でずーっと家にいて、毎日いろんなことを考えました。「もう二度とライブが出来なくなったら」とか、「広報委員のみんなや、メンバーや、関わってくださるみなさんがコロナに罹ってしまってもう会えなくなってしまったら」…。毎日のニュースから不安に駆られ、ネガティブなことばかりを考えてしまって、無意識のうちにいろんなことに焦っている自分がいました。
そして、たくさんの失敗をして、たくさんの人にたくさんの迷惑をかけてしまいました。もともとそんなに強くないわたしの心は、失敗をするたびにどん底に転がり落ちました。後悔と自分への情けなさから、このグループにいられないと思いましたが、みなさんの大きな優しさに助けられて、なんとか続けることが出来ました。みんながくれる「つうしんぼポイント」が毎回すっごく嬉しいのに、選抜になかなか入れなくて、悔しさと情けなさもものすごくあって。何をやっても、何もかも駄目なんだなぁと思って。投げやりになってしまって。もういいや、こんな自分なんて必要とされてないし、別にいなくてもいいんだと思っていたときもありました。そんな中でも、一緒に頑張ろうねって声をかけてくれる人がいました。すごく嬉しくて、心強くて、こんなこと思ってる場合じゃない。また頑張らなくちゃって前を向くことが出来ました。わたしの弱い心を強く支えてくれているのは、みなさんの「頑張れ!!っ」て言葉です。本当にいつもありがとうございます!!」
熊野はるの手紙朗読(#2)
「今回、誰がお手紙を書く?ってメンバーのみんなと話をして、「はる先生が」と決まったとき、正直なかなか言葉が出てきませんでした。それは、一日一日のあが変わっていくからです。去年の燃えこれ学園 追進組-Emotion-での活動を通して、少しずつ変わっていったのあ。「今年度は、どんな風に、どんなのあになっていくのかな」と楽しみにしていたんですけど。自粛期間に入ったときのあ自身がいっぱいいっぱいになっていたから、たくさんたくさん怒りました。そのたびに、泣きながらも変わろうとするのあを見ていたら、わたし自身ももっともっと変わろうって思うことが出来ました。のあが、みんなを笑顔にするためにいろいろ考えてくれること。みんなの助けになりたいっていろんなことをしてくれていること、気付いてるよ、ありがとう。
もう、のあがいない燃えこれ学園は燃えこれ学園じゃないです。だから、安心してのあらしくこれからも一緒に進んでいって欲しいなと思います。この「myself」という曲と共に、たくさん一緒に成長していこうね。この歌詞を早くみなさんにお届けしたいなと思うので、ぜひみなさんも力を貸してください。
最近、ゲーム実況が好きになって「はるさん、はるさん」と言ってきてくれること。あんまり言ってないけど、すっごく嬉しいです。ありがとう。のあに支えられてることがたくさんあります。これからもよろしく。お誕生日おめでとう!!」
PHOTO:平島理
TEXT:長澤智典
10月6日(火) 熊野はる生誕祭
https://tiget.net/events/103839
・毎週火曜日 25:00〜放送中!
『燃えこれ学園なぁなり〜ラジオ』
放送局:FM那覇(78.0Mhz)
パーソナリティ:成田、當銘
※ラジオはアプリListenRadio等で、全国でもお聴きいただけます!!
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《CD通販サイト》
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「Re-START」MV