成田麻穂(燃えこれ学園)の生誕祭を開催。そこに広がっていたのはファンタジックで夢あふれる「まほまほの森」!!
2020年6月より、燃えこれ学園が月2回のペースで行なっている「無観客ライブ配信」。11月30日に誕生日を迎える成田麻穂の記念日をみんなで祝福しようと、11月24日に「成田麻穂生誕祭」を開催。明るい性格の成田麻穂らしい、終始笑顔に包まれたライブになった。
この日のセットリストは、成田麻穂みずから選曲。ステージ前方には沢山のバルーンを用いた可愛い装飾を施していたのも、彼女らしい演出だった。
「成田麻穂生誕祭」は、メンバーたちの元気な挨拶を合図に「すき!すき!好き!!」から幕を開けた。元気に歌い躍る姿も印象的。成田麻穂自身も、歌の中、熊野はると掛け合う姿を見せれば、(その日のライブの主役用に用意した)推しカメラへチャーミングな仕種と笑顔を向け、見ている広報委員(ファン)たちにしっかりアピールしていた。
続く「時の砂」でメンバーたちは、凛々しいステージングと哀切な歌声を重ね合わせ、揺れ動く心模様を表現。振り上げた腕に力を込めながらゆっくり下ろしてゆく様などから、想いを込めて歌う彼女たちの姿がライブの中から見えてきた。
「夢幻華」では、込み上がる切ない想いを告げるように歌う彼女たち。壊れそうな心模様を伝える歌声と、舞台を目一杯使って踊る彼女たちの艶やかな姿が重なり合う。 その姿は、儚く舞い躍る花吹雪のよう。いや、この日は、何時も以上に華やかさを増して派手に舞い躍る姿がそこにはあった。
ふたたび、乙女心を全面に押し出しながら、メンバーたちは「ミラクる☆妄想がーる」を歌唱。ときめく恋心を、はしゃぐ気持ちのまま明るく歌っていた。この日の彼女たち、それぞれに膨らませた恋の妄想を持ち寄りガールズトークしてゆく姿のようにも見えていた。何時だって恋の妄想は、無敵な勇気を与えてゆく。それが、舞台上の彼女たちのはしゃぐ姿から見えてきた。
この日は成田麻穂のリクエストにより、「今日のはっぴーまっぽー(幸せを感じたこと)」を加えながら、メンバーそれぞれが自己紹介してゆく形で実施。「今日のはっぴーまっぽーは、耳が生えてきたことです」(當銘菜々)。「今日のはっぴーまっぽーは、キラッと光る前歯です」(佐々木千咲子)。「今日のはっぴーまっぽーは、朝起きてから全部でーす」(成田麻穂)。「今日のはっぴーまっぽーは、雨が降る前に洗濯物を取り込んだことです」(山田みつき)など、一人一人が、この日に感じたはっぴーまっぽーを語っていた。ここで熊野はるが、成田麻穂へ「はっぴーまっぽーって何?」と聞いたところ、「はっぴーまっぽーとははっぴーまっぽーですよ」と応えていた。
「この音楽は」(成田麻穂)「タイムレシーバー」だね」(當銘菜々) の声を合図に、楽曲は「タイムレシーバー」へ。モールス信号から始まった歌に乗せ、 メンバーたちは「届いて」と大きい声を上げ、想いを遠くまで響かせてゆく。ソロで声を上げた成田麻穂も含め、メンバーたちが想いを一つにロングトーンで「届いて」と歌声を大きく響かせる様が、とても印象的だった。
続く「0(zero)」でもメンバーたちは、「今この手を伸ばして」と想いを届けるように力強く歌っていた。舞台劇の一場面を観ているようなステージングも目を惹く要素。この歌に触れながら、心に勇気を注がれた気持ちになっていたのは、彼女たち自身が、その想いを歌声やパフォーマンスに込めていたからだ。
成田麻穂の歌を合図に、彼女たちは凛々しい姿で「Melodious Revolution」を歌いだす。何時も以上にパワフルなステージだと感じていたのは、それだけ気合いが漲っていたからだ。メンバーたちの歌声も、何時も以上に強く胸に飛び込んできた。何より、その姿へ視線は釘付けになっていた。
主役の成田麻穂が着替えている間、他のメンバーたちがあれこれと語りだした。会話の内容によると、この場所は、「まほまほの森」のようだ。そこから、成田麻穂のソロコーナーへと進んでゆく。
「ここはたくさんの動物や妖精が羽根を休めにくる森。こんな日は、まほまほの森でピクニックに限るよねぇ」と、語る成田麻穂のナレーションに合わせ、画面には「まほまほの森での出来事」を描いた紙芝居動画が映し出されてゆく。その物語を受け、ドレス姿に着替えた成田麻穂が舞台に姿を現した。彼女が歌ったのは、ソロナンバーの「くるくるバター」。
華やかなピンクのドレスをまとった成田麻穂は、可愛らしさを振りまきながら「くるくるバター」を歌唱。途中に、「みなさーん、まほまほの森へようこそ~、来てくれてありがと~」 と挨拶も加え、物語の中へ気持ちを重ね、愛らしさたっぷりに歌っていた。
ここで、この日の公演のために書いた手紙の朗読へ。
「みんなへ。今日の”まほまほの森”はどうですかー。この日は、ずっとずっとわくわくと緊張でいっぱいでしたが、今日はすっごくすっごく幸せで、はっぴーまっぽーはまっくすです。そして、みんなに出会えたこと、宇宙一幸せはっぴーまっぽーまっくすです。今年は本当にいろんなことがありました。ぎっくり腰になったり、膝を痛めたり、あと、お父さんとお祖父ちゃんが天国に昇ったり。今、天国からライブを観ているのかなぁ。これからのライブも、今日の生誕祭も楽しみにしていました。「11月は東京に遊びに行くんだ」と、サプライズしようとしてたみたいです。なのに突然、天国に昇ってしまって、涙がずっとずっと止まらなくて、正直最近まで立ち直れそうになかったです。でも、燃えこれ学園が。そして、メンバーを始め、今観てくれてるみんながギュッと抱きしめてくれて、手を離さないでいてくれたことが本当に嬉しかったです。みんなに出会えたこと、宇宙一幸せものです。燃えこれ学園のみんなは、なりの自慢の人です。出会ったみんな、全員すっごくすっごくすっごくいい人なのぉ、大好きでーーーーす。みんなへ、いっぱいいっぱい恩返しをしていきたいです。何が出来るかは考え中でーす。これからもずっと、あなたの側にいさせてください。これから出会う人も、これからよろしくお願いしまーす。弱っちぃなりだけど、これからもよろしくねぇ、大好きぃー。なりは、これからも絶対にいっぱい頑張ります!!成田麻穂より。
メンバーのつむちゃん、じつはみんなも知ってる通り、しあさってがお誕生日なんですよ。つむちゃんおめでとー!!というわけで、11月生まれどうし。11月はつむちゃんといっぱい一緒に歌ってきたんです。つむちゃんといっぱい一緒に歌ってきたんです。つむちゃんは今リモートでの活動の為、生誕祭は延期になりました。でも今日は、つむちゃんと一緒にどうしても歌いたくて、お願いしましたー!!」(成田麻穂)
手紙を読み終えた成田麻穂は、11月27日に誕生日を迎える仲川つむぎと一緒に歌おうと、「sweet darlin」を歌唱。スクリーン に仲川つむぎの姿を投影。2人は想いを重ねあわせ、互いに歌声を交わしながら、「sweet darlin」を元気いっぱいに、満面の笑顔で歌っていた。たとえ距離があろうと、お互いの心の波長が合っていれば、重ねた想いは聞いている人たちの心にもしっかりと響いてゆく。その姿を2人が証明してくれた。
ピンクのリボンを髪に付け、タオルを手にしたメンバーたちが次々と舞台に姿を現した。成田麻穂をセンターに届けたのが、「風と君と虹と僕」。メンバーたちは手にしたタオルを振り回し、弾ける笑顔で 明るく歌い踊っていた。途中、成田麻穂にメンバーが次々と寄り添いながら歌う場面も。まさに、青春という言葉が似合う元気満載なステージングを彼女たちは描きだしていった。
「次に歌う曲は一人うずくまっていたときに、みんなが手を差し伸べてくれた曲です。この曲を歌っているとみんなの笑顔がすぐに浮かびます」(成田麻穂)
「もしも 涙が枯れてしまうような 苦しい時が続いたとしても 大丈夫 この歌を思い出して ひとりじゃない 僕が側にいるから どんなに挫けそうな時も 涙溢れて止まらない夜も 思いきり 息を吸って 足鳴らせば いつでも 今が未来への スタートだから」。
先に成田麻穂が、彼女の歌声へ想いを重ねるように歌いだしたメンバーたちのアカペラから、「Re-START」は始まった。この時点で、すでに胸に熱い想いが込み上げていた。「Re-START」に込めた歌詞の一節一節を、成田麻穂の、メンバーたちの、そして自分自身の気持ちにも重ね合わせ聞いてくうちに、込み上げた想いが、いつしか未来へ進むために自分を鼓舞する嬉し涙に変わっていた。どんな心苦しいときも、この歌を心の中で口ずさめば、勇気を胸に明日へ一歩踏み出せる。この歌に触れるたび、心熱くなれるのが嬉しい。
「なりーちゃん、お誕生日おめでとう」の声を受け、最後は主役の誕生日を祝う「お誕生日おめでとう」だ。成田麻穂へ向かって、メンバーが祝福の歌声を降り注ぐ。笑顔で幸せを分かち合う、このひとききが大好きだ。メンバー全員がキラキラ輝きながら、主役と一緒に大きな煌めきを作ってゆくこの風景が最高だ。 途中、メンバー みんなが、それぞれが動物のイラストを掲げ、舞台に「まほまほの森」を再現。成田麻穂のための嬉しいサプライズに本人も少し涙ぐんでいた。
ここで、メンバーたちが成田麻穂の大好きなところを発表していった。
「いつもマイナスイオン全開なところが大好きでーす!!」(山田みつき)
「奇跡の天然記念人、ピュアピュアなところが、まわっ、眩しすぎるー!!」(高未悠加)
「どんなときもつねにちょー可愛くて、ちょー優しくて、ちょー素晴らしい、最高な推しでーす!!」(稲森のあ)
「初めて見たときからの印象なんですけど、妖精さんみたいで可愛いー!!」(三浦千鶴)
「どんなときでも、優しくみんなを癒してくれるー!!」(仲川つむぎ)
「なりちゃんとは、すぅまいるポイントをわかりあえるところが大好きです!!」(奥原澄香)
「蒼音が好きなところは、自分の理想をしっかり持ってて真っ直ぐなところでーす!!」(蒼音舞)
「隠れた努力家、何時もみんなの幸せを願っているなりちゃんが大好きでーす!!」(佐々木千咲子)
「つねにライバルなところ、大好きです!何時もありがとう!!」(當銘菜々)
「なりーちゃんの大好きなところは、すべてを愛してくれているところです。いつも、なりーちゃんからいっぱいの愛を、私たち燃えこれ学園のメンバーはもらってます。一時期、「なりーはひとりぼっちじゃないか」「メンバーみんなに嫌われてるんじゃないか」と言ってたときに、「何を言ってんねん、みんな大好きだから、なりーちゃんのこと思ってるんだよ」と伝えたことがあったけど。少しずつ笑顔が無くなるなりーちゃんを隣で見てて、早く一緒に笑顔になりたいなって、支えあえる自分たちになりたいなってずっと思ってました。だから今日、メンバーみんなで、なりーちゃんへの大好きを伝えました」(熊野はる)
「なりーちゃん、お誕生日おめでとー!!」(全員)
その言葉を受けて、成田麻穂が語りだした。
「もう、すごい幸せです。こんなにすごい生誕祭が出来て嬉しいです。コロナの影響で今まで通りのライブ活動が出来てないですけど、無観客ライブ配信させていただき、このような形で最高のステージに立たせてくれことが本当に嬉しいです。これからも一緒にいてくれますか~!」(成田麻穂)
その言葉を受け、最後に全員で「校歌」を斉唱。笑顔の中へ嬉し涙も加え、メンバーは眩しい表情で声を響かせる。幸せな余韻を残し、まほまほの森で行われた「成田麻穂生誕祭」は幕を閉じた。
「最高にはっぴーまっぽーまっくすでしたー!!」(成田麻穂)
燃えこれ学園の次の「無観客ライブ配信」は12月8日(火)になる。この日は、1年半ぶりの新曲の発表を控えているように、どんな新しい表情が飛びだすのか楽しみだ。
PHOTO:平島理
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
12/8 新曲発表!
https://tiget.net/events/112746
開演19:10~
無観客ライブ配信
チケットは詳細等TIGETにて確認頂き、お買い求め下さい。
チケット購入者限定で、アーカイブは3日後まで視聴可能です。
※開演後の購入は出来ません。
・毎週火曜日 25:00〜放送中!
『燃えこれ学園なぁなり〜ラジオ』
放送局:FM那覇(78.0Mhz)
パーソナリティ:成田、當銘
※ラジオはアプリListenRadio等で、全国でもお聴きいただけます!!
・2000人の方へCDお届け企画開催中!
《CD通販サイト》
https://movingexpress.syncsell.jp/re-start-%e7%87%83%e3%81%88%e3%81%93%e3%82%8c%e5%ad%a6%e5%9c%92/
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「Re-START」MV
―セットリスト―
「すき!すき!好き!!」
「時の砂」
「夢幻華」
「ミラクる☆妄想がーる」
「タイムレシーバー」
「0(zero)」
「Melodious Revolution」
紙芝居動画
「くるくるバター」(成田麻穂ソロ)
「sweet darlin」(成田麻穂/仲川つむぎ)
「風と君と虹と僕」
「Re-START」
「お誕生日おめでとう」
「校歌」