雨ノ弱 インタヴュー
雨ノ弱は、ノンフィクションをフィクションで彩った1本の映画を観ているような感覚で楽しめる音楽。まさに、事実は小説より奇なり???!!!
自らのことを「現代的シネマティックロックバンド」と謳っているのが、ここで紹介する雨ノ弱。 メンバー曰く、「自分たちを括るジャンルが存在しないことと、結夢の描く物語がまるで映画のよう」というところから、その言葉が生まれている。
6月19日に発売した1stアルバム『シネマコンプレックス』には、まさに多様な音楽性とありのままのノンフィクションを歌った楽曲たちが詰め込まれている。雨ノ弱とはどういったバンドで、アルバム『シネマコンプレックス』にはどんな想いを詰め込んだのか、その真相をインタヴューを通して探りたい。
雨ノ弱が作る楽曲は、すべて「フィクション」と「ノンフィクション」を混ぜ合わせた物語。
――まずは、雨ノ弱がどんな音楽性なのかを教えてください。
井上結夢(以下、結夢) 「”ボク”という主人公を軸とした一つの物語を楽曲に散りばめた音楽」をやりたいねというところから、雨ノ弱は始まりました。
雨ノ弱が作る楽曲は、すべて「フィクション」と「ノンフィクション」を混ぜ合わせた物語。その物語は、どれも”ボク”が主人公であり、”ボク”から見た目線でお話は進んでいきます。
――結夢さん自身、物語にしたほうが歌詞を描きやすいということでしょうか?
結夢 昔から映画や小説が好きというのもありますけど。雨ノ弱の場合、先にイメージする映像や物語があり、その映像や物語を彩るテーマソングやBGMを音楽で表現する形でそれぞれの楽曲を作っていると言ったほうが正しいと思います。
加えて、それを表現する音楽性も既存のジャンルには括りきれない部分が多いこともあって、そこから自分たちで「現代的シネマティックロックバンド」という言葉を用いて表現をするようになりました。
――バンド名にも、楽曲の随所にも「雨」や「雨のモチーフ」が出てきます。
結夢 「雨」や「赤い傘」など、色々な楽曲に共通した表現が出てくるのにも意味があります。実は、色々な曲たちが、時間軸や場面を通して繋がりあっています。なので、共通した言葉が色々な楽曲の中に出てくるわけなんです。
――まるで、幾つかの楽曲を通し、一つの壮大な物語を描いているような感覚じゃないですか。ゆあさんとりょうすけさんも、結夢さんの描きたい物語をしっかり共有しているわけですよね。
ゆあ 楽曲を作るうえでの構想を一緒に練ったりもしていますからね。雨ノ弱の楽曲は、先に世界観をしっかり煮詰めたうえで形にしてゆく流れを取っています。というのも、どの楽曲も結夢の人生が元になっていると言いますか、実際にあった出来事をもとに作っている楽曲が中心。だからこそ、そこを独りよがりになるのではなく、触れた人たちとどう共感を持っていけるかを、最初に一緒に考えていく形を取っているわけです。
――どの楽曲も、ノンフィクションがベースになっているとは。それって…。
ゆあ 結夢の人生って、まるでドロドロの昼ドラみたいなので(笑)。
結夢 ボクは、いわゆる「普通」とは異なる人生を歩いてきました。そこへフィクションの要素を描き加え、オブラートに包んで楽曲にしています。むしろ、現実をダイレクトに伝えるよりも、作品として面白い形になると思っています。
雨ノ弱の音楽は、聞き込むほどに惹かれていく。
――結夢さん自身は、歌詞や楽曲を。いや、音楽を通して自分の存在意義を求めているのでしょうか?
結夢 存在意義を求めるというよりも、現実をどう解釈していくかという感覚のほうが近いです。日常の中で感じている物事や、日常で起きている非日常的なことにスポットを当てて歌詞を書いています。
ゆあ ノンフィクションの出来事をフィクションのように表現していることもあって、なかなか本質が伝わりにくいところも雨ノ弱の世界観らしさなんでしょうね。
――アルバム『シネマコンプレックス』へ収録した曲たちも、すべてノンフィクションがもとになって生まれた曲たちということですよね。
ゆあ そうです。「これが事実なんて嘘でしょ!?」と思う内容も多いですけど。すべて、事実をもとにした楽曲ばかり。深く読み解くことで伝わる曲ばかりのところも雨ノ弱らしさなのかな。
結夢 なんか、パズル的な感じだからね。
ゆあ その謎を、ライブを通してや、『シネマコンプレックス』の歌詞カードを読むことで説き明かすことも出来ると思う。
りょうすけ メンバーでありながら、自分でも「これ、どういう意味だろう」と読み解く楽しさを味わっているので、雨ノ弱の音楽には聴き込むほどに惹かれていく魅力があると思います。
――ここからは、アルバム『シネマコンプレックス』へ収録した楽曲の解説をお願いします。まずは、連動性を持っているという理由から『Prologue』と『Epilogue』をお願いします。
『Prologue』『Epilogue』
結夢 『Prologue』と『Epilogue』は、映画で言うオープニングとエンディングのような役割を持った曲たち。たまに映画で、オープニング映像やエンディング映像の中へ本編の映像がサブリミナル的にインサートされていたりするじゃないですか。それと同じような感覚と言いますか。『Prologue』には、『シネマコンプレックス』に収録した前半4曲のフレーズが。『Epilogue』には、後半4曲のフレーズを散りばめています。聴こえてくるセリフは、あえて聴き取りづらくしています。本編の曲たちも含め、何回も聴いてもらうことで色々な発見をしてもらえたらなと思っています。また、雨の音で始まり終わるように、そこもループしてゆく繋がりを持って作っています。
『優雨』
結夢 『優雨』は、雨ノ弱を結成して初めて作った曲です。結成した時点で、既に色々な物語が生まれていたので、それらを発表してゆくうえで、まずは「目次」となる楽曲を作ろうという想いのもと、誕生しています。
アルバムを聞くと、色々な楽曲の中から『優雨』に記された言葉が出てきます。『優雨』は雨ノ弱の「目次」にもなっています。『優雨』に綴った言葉たちが、どんな風に、後の曲たちへ反映していくのかも楽しんでもらえたらなと思います。
ゆあ たまに映画であるじゃないですか、最初に結末を流すんだけど。その時点ではその意味がまだわからない。だけど、物語が進むごとに冒頭の意味が説き明かされてゆく。『優雨』は、まさにアルバム『シネマコンプレックス』の中、そういう役割も担った楽曲。だから、「目次」でもあり「結末」でもある曲になっています。ぜひ、収録した曲たちとのいろんな共通項を『優雨』を通して探してください。
『未確認生物(Album ver.)』
結夢 これは、1stシングル曲として出した表題曲のアルバム・バージョン。『未確認生物』は、現代社会を生きるボクらと同世代の人たちに向けて発信したいなと思って作った楽曲です。
ゆあ 『未確認生物』は、他の収録曲たちとはちょっと違う立ち位置と言いますか。アルバム収録曲たちのように、結夢自身のことを話すというよりは、世の中の人たちへ向けたメッセージ性の強い曲です。基本、雨ノ弱は変化球のような曲ばかりなんですけど。この曲は、ポップで聞きやすい歌メロやキャッチーなサウンドにもしています。
結夢 今の世の中に生き難さを覚えている人たちのことを、ボクは『未確認生物』と表現しました。実は、ボクの兄が自閉症と診断されていて。それもこの曲が生まれるキッカケの一つになっています。ボクは自閉症を、病気というよりは一つの個性のようなもので、それは少なからず誰しもが持っている要素だと思っています。逆に病気と診断されていなくても、生まれ持った個性を抱えて生きづらさを感じている人も沢山いると思います。そんな「ありのままを許したい」という想いを、最期に記した「ボクと似た遺伝子のキミへ」という言葉へ込めました。
りょうすけ 『優雨』の世界観からガラッと変わり、ポップで明るく、しかもアップテンポな楽曲として『未確認生物』は作りあげています。
『毒林檎 – BadApple -』
結夢 『毒林檎 – BadApple -』は、”ボク”と”キミ”との対話形式で進んでいきます。『毒林檎 – BadApple -』は『未確認生物』ともテーマが共通している部分もあり、現代的な若者の人間関係を書いた曲です。現代社会ではSNSが普及し、昔よりも繋がり自体は増えているけど、その関係性は昔と比べたら希薄になっているなという印象を持っています。その希薄な人間社会の中、ボクが蒔いた種をきっかけにまわりが悪循環へ陥ってゆく…。
たくさんの林檎の中へ一つだけ腐った林檎を入れると、その林檎の影響でまわりの林檎までどんどん腐っていくというアメリカの諺があります。それをイメージして書いたのが『毒林檎 – BadApple -』。プラスな感情も伝染していけば、マイナスな感情だって伝染していく。もしかしたら自分がBadAppleなのではないか…。そんな想いも投影しています。
ゆあ 現代社会の若者たちの出会い方を描いた、「出会い系」みたいな楽曲です。『毒林檎 – BadApple -』は、聴く人によって捉え方も変わる内容です。登場する”ボク”を「これは自分自身のこと?」と捉える人もいるのがすごく面白いと思う。歌には数人のキャラクターが出てきます。それを全部結夢が一人でキャラ分けをしながら歌い分けているのも聴きどころです。
結夢 ボクの中に棲んでいる複数の住人で歌い分けました。
りょうすけ 結夢から、アメリカの諺の話を聞いたうえで歌詞を読んだとき、「これは自分のこと?」と思ったように、そういう捉え方をしてしまう人も多いのかなと思える楽曲です。
『ファンシーポップ』
結夢 シングル『未確認生物』に収録された『ロンリーポップ』。『ファンシーポップ』は、『ロンリーポップ』のアフターストーリーを描いた歌になっています。この2曲を続けて聴くことで、より深く『ファンシーポップ』の世界へ入り込むことが出来ると思います。
『ロンリーポップ』に描いたのは、社会で孤立した独りぼっちの寂しがり屋を描きました。対して『ファンシーポップ』には、社会に出て集団に紛れてはみたけど、その中で孤独を感じている、集団の中の独りぼっちを描きました。そこへ視点を当てたのも、ボク自身がそうだから。きっとわたしに限らず、いろんな仲間や友だちと会話をしている中で、そう感じる人っているんじゃないかな?
曲調的にもポップなダンスミュージックをイメージして作っています。明るく弾けているのに、最期には弾けて消えてしまう。
ハッピーエンドと捉えるのか、バッドエンドと捉えるのかは、聴く人によって異なる曲だと思います。
ゆあ アルバム『シネマコンプレックス』の中へ『未確認生物』を入れることで、「じゃあ、シングルは聞かなくていいや」となるのは勿体無いと思っていて。一般的にシングルのカップリング曲って、捨て曲だとかおまけのように扱われがちだけど、雨ノ弱は全部の楽曲に力を注いで作っています。だからこそ、シングル作品にも目を向けてもらいたい想いで『ロンリーポップ』との繋がりを持った『ファンシーポップ』という曲を作りました。ぜひ、この2曲を繋げて聴いてもらえたらなと思います。
りょうすけ 『ファンシーポップ』の歌詞はすごく暗いのに、楽曲はパリピみたいにけっこうチャラい曲調なのも面白さ。歌詞に記した言葉遊びも聴きどころだと思います。
『CInDErella story』
結夢 “ボク”が生きている物語があるのなら、『CInDErella story』は、それが失くなった後のお語。世界が滅んだ後の物語のような、昔のことを空の上から回想するように見つめてゆく視点で『CInDErella story』の物語を描きました。今までの人生を客観視して見たらどうなるのか。自分のことを、ここでは第三者の目線で見つめています。
ゆあ 『CInDErella story』は、他の雨ノ弱の楽曲とは異なるバンドサウンド感の強い爽やかな楽曲。うちの楽曲はけっこう音数も多ければ、展開も複雑。いわゆる”ひねくれた音楽”が軸になっている中、音数もシンプルだし、曲調がストレートなところも特色的だね。
結夢 雨ノ弱なりに最大級ストレートに描いた楽曲です。シンプルな曲の中、伝えたい心情をパズルのように言葉の中へ散りばめ、隠しています。
りょうすけ 歌詞は雨ノ弱っぽいのに、曲調は、まさに王道ロックなスタイル。とても爽やかながら毒も持った楽曲になりました。
『ハロー・グレア』
結夢 『優雨』と同じく、「雨ノ弱といえば、これだよね」という、ちょっともの哀しい表情を持った楽曲として成り立っているのが『ハロー・グレア』になります。
ゆあ 一番結夢らしい曲でもあるよね。決して「グレアさん、こんにちは」と歌っているわけではないです。
結夢 たとえば涙が目に溜まったときに光がぼやけてみえる。その現象のことを「ハロー・グレア現象」と言います。『ファンシーポップ』に描いた集団の中の孤独じゃないですけど、たくさんの人に照らされると、その光が眩しすぎて、逆に涙が出てきて何も見えなくなってしまう。そういう現象を比喩して、歌詞を書きました。
「悲しくて目に涙を溜めているときに見える世界ってどんなだろう?」と考えたときにハローグレア現象という言葉と出会い、そこから物語が広がりました。これは雨ノ弱の歌詞全体にも言えることですけど。ただ「哀しい」と落ちていくのではなく、「受け入れあっていこう」という、どこか前を向いた気持ちでも歌詞は書いています。
りょうすけ お客さんたちの間でもすごく好評で、とくに支持の高い楽曲でもあります。
『籠の鳥』
結夢 ボクの中にあるエモーショナルな感情を、もっとダイレクトに出せないかと考えたときに、感じたままの痛みをストレートな言葉で感情的にぶつけたほうがよりエモーショナルに歌えると思い、脚色のない物語を『籠の鳥』の歌詞に書きました。
歌詞の中に何度も出てくる「ママ」。ボクが歌を通して自分の人生を伝えたいと思った一番重要なエピソードが、13歳のときに目の前で最愛のママが●●してしまったことで。その頃から心に溜めている感情や、その時の情景を、ダイレクトに歌詞へ投影しています。
ゆあ 『籠の鳥』はMVもこだわって制作しました。若手映画監督とタッグを組み、女優やフラワーアーティストの表現を取り入れて、実際の歌詞の内容とは違った表現の仕方をしています。MVにもぜひ注目してください。
りょうすけ 雨ノ弱の楽曲の中でも一番歌詞的に重いように、それに合わせてサウンドもヘヴィになっています。むしろその重さが、ライブになると感情を溜めずに吐き出す形になるので、演奏していても、気持ちが炸裂してゆく感覚を何時も味わえています。
結夢 『籠の鳥』も、人とは異なる経験を積み重ね歩んできた人生だからこそ、同じような経験をして悩んでいる人に寄り添えたら。そんな想いも抱いています。
『c i n e m a』
結夢 『c i n e m a』は、大好きな人を思い浮かべて作ったラブソングです。楽曲には、日常の中で聞こえる自然音なども取り入れて構築しています。
『c i n e m a』は、物語というよりも、一つのシーンを切り取ったような楽曲。たとえば電話のシーンを取り上げるなら、電話の音が鳴っている。つまり、発信中ということは相手が電話に出ていないんです。むしろ、繋がらない相手に向けて、主人公の”ボク”が会話の練習をしているんです。
大好きなキミになかなか会えない関係下にあることから、そこで抱く心のもどかしさ、上手く伝えられない感情などをも投影しています。
大好きな人を思い浮かべながら聴いてもらえたらなと思います。
ゆあ 実際にある映画をオマージュしたシーンも聴きどころだよね。
りょうすけ 個人的に大好きな楽曲。この歌を聴いたときに、大切な人に会いたいなと思ってくれたら嬉しいですね。
コンプレックス(傷)を持った物語(映画)をいろいろ書き連ねてたのが、アルバム『シネマコンプレックス』。
――結夢さん自身は、自分を歌詞に投影することで自分の心を保っている面もあるのでしょうか?
結夢 ボクは、人に上手く自分のことを伝えられない性格なので。音楽を通してじゃないと、本当の気持ちを言葉に出来ない“あまのじゃく”なんです。むしろ、そうやって形に残すことで少しでも心が楽になれたり、光を見つけられる人がいれば…。雨ノ弱の歌を聴いたときに、聴いた人自身が物語の主人公になって欲しい。それが、自分がこうやって音楽活動をしながら生きている意味になればいいなと思って歌詞を書き綴っています。
――タイトルの『シネマコンプレックス』へどんな想いを込めたのかも教えてください。
結夢 シネマコンプレックスとは、いろんな映画を上映している映画館が集まっている施設のことを指す言葉です。このアルバムも、『シネマコンプレックス』という一つの作品(施設)の中に、いろんな映画(楽曲)が詰まっていますという意味を持って付けたのが一つ。もう一つは、コンプレックス(傷)を持った物語(映画)をいろいろ書き連ねていることから付けました。
――完成したアルバム『シネマコンプレックス』、それぞれどんな手応えを感じていますか?
りょうすけ どの楽曲も色があって、どの曲にもいろんな深い意味が詰め込まれているように、聴けば聴くほどのめり込んでゆく作品に仕上がったなと思います。何度も聴くうちに楽曲の深みにはまっていくはずです。
ゆあ 『シネマコンプレックス』の曲たちは根底では色々繋がりあっているんですけど、表面的にはいろんな表情を詰め込んだ作品集になっています。逆に言えば、雨ノ弱の魅力を知ってもらえるアルバムだと思うので、この作品を通して雨ノ弱のことを好きになってもらいたいですね。
結夢 これまでは、1stシングル『未確認生物』のみのリリースだったし、MV以外は、文字として雨ノ弱の世界観を知れる術がなかったので、アルバム『シネマコンプレックス』が生まれたことで、耳からだけではなく、視覚的にも雨ノ弱の世界観を深く楽しんでもらえる機会になればいいなと思っています。ブックレットには歌詞と一緒にイラストも描かれていて、色々なテーマを隠しているので、パズルを解くような感覚で楽しんでもらえたらなと思っています。そして、気に入ったらぜひライブにも足を運んでください。雨ノ弱のライブは、1本の映画を観ているようだと言われます。ぜひ、そんな雨ノ弱の世界観を体験しに来てください。
TEXT:長澤智典
★1stアルバム『シネマコンプレックス』トレーラー★
★映像★
『CInDErella story』
https://youtu.be/6DhRE0EDfsg
『籠の鳥』
『未確認生物』
『愛$ソング』
『優雨』
https://www.youtube.com/watch?v=iAH0vWwY7bQ
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★音源情報★
アーティスト: 雨ノ弱
タイトル:シネマコンプレックス
発売日:6月19日(水)
品番:HMLB-1901G
価格:\3,500+税
■収録曲
1.Prologue
2.優雨
3.未確認生物(Album ver.)
4.毒林檎 – BadApple –
5.ファンシーポップ
6.CInDErella story
7.ハロー・グレア
8.籠の鳥
9. c i n e m a
10.Epilogue
発売:濱ラボ.レコード
販売:ダイキサウンド