• HOME
  • ブログ
  • LIVE REPORT
  • BABY TO KISSより弓川いち華、如月優衣、柚木美桜の3名がREADY TO KISSへ昇格。BABY TO KISSに新メンバーとして、楪カヲルと御園れんが加入。新生READY TO KISSのお披露目は、10月13日に新宿BLAZEで行う「TOKYO I-GET FESTIVAL 2019」に決定。 

BABY TO KISSより弓川いち華、如月優衣、柚木美桜の3名がREADY TO KISSへ昇格。BABY TO KISSに新メンバーとして、楪カヲルと御園れんが加入。新生READY TO KISSのお披露目は、10月13日に新宿BLAZEで行う「TOKYO I-GET FESTIVAL 2019」に決定。 

LIVE REPORT

9月2日(月)、渋谷RUIDO K2を舞台に、READY TO KISSとBABY TO KISSが「重大発表のある2マン」と題した2マンライブを行った。タイトルへも記されたように、この日のメインはどんな重大発表が飛びだすか。その内容を先に記そうか。

一つ目が「BABY TO KISSに新メンバーとして楪カヲルと御園れんが加入」すること。本気でアイドルをやりたくて愛知県からやってきた「楪カヲル」と、大阪からやってきた二十歳の「御園れん」。これから2人がBABY TO KISSにどんな新風を吹かせるのか楽しみだ。
二つ目が、「BABY TO KISSより弓川いち華、如月優衣、柚木美桜の3名がREADY TO KISSへ昇格」すること、新生READY TO KISSのお披露目ライブは10月13日に新宿BLAZEで行う「TOKYO I-GET FESTIVAL 2019」に決定。メンバーはそれぞれ「加入と聞いてびっくりしています」(弓川いち華)、「大好きなREADY TO KISSさんに昇格できてメッチゃ嬉しいです」(如月優衣)、「とっても嬉しいです。足引っ張らないようにがんばります」(柚木美桜) と豊富を語ってくれた。READY TO KISSは、現在休んでいる上原歩子を含め9人体制となる。どれだけパワーアップした姿になって帰ってくるのか、こちらにも熱い期待を寄せたい。
ここからは、当日のライブの模様をダイジェストでお届けしよう。

BABY TO KISS

 先手を担ったBABY TO KISSのライブは、READY TO KISSのカバー曲「STAR LIGHT〜星色のこの気持ち、空に映れ〜」からスタート。愛らしい動きと可愛さを全面に押し出した彼女たちの歌声やパフォーマンスに触れながら感じていたのが、未完成だからこそ惹かれる危うい可愛らしさ。守ってあげたい、育てたい想いを刺激されるたび、5人へ熱い声を送りたくなるファンたちの気持ちもよくわかる。愛らしさを振りまきながら全力でぶつかった「I LOVE YOU」でも、表現力の甘さを一生懸命に立ち向かう姿でカバーしてゆく様がとてもチャーミングに見えていた。
BABY TO KISSは、READY TO KISSやSAY-LAなど先輩ユニットの楽曲をカバーし歌うユニット。先輩グループと比べられてしまうのも当然のこと。それでも、「こじらせ片想い」を通して「君が好きです」「俺も」「誰よりも」と何時もと変わらぬ熱いやり取りをフロア中の人たちが送るのも、そのエールが、彼女たちを輝かせるパワーになるのを知っているからだ。スカートを大きくなびかせ歌い踊る姿からも、視線を外せない。
BABY TO KISSとREADY TO KISSのツーマンというスタイルを取りながら、互いに心がけていたのが楽曲をだぶらせないこと。BABY TO KISSは「トップシークレット〜切ない極秘事項〜」など、比較的初期からファンたちに親しまれてきたREADY TO KISSナンバーをセレクト。その姿は、活動初期のREADY TO KISSにも重なる姿?!最後にBABY TO KISSは「BELIEVE」をプレゼント。冒頭の微妙にピッチがズレたハーモニーもご愛嬌。実力不足を補うように笑顔のパワーを振りまき歌う姿が、今のBABY TO KISSの魅力。むしろ、ここで実力を磨き、早く先輩ユニットへ昇格してゆくのを心待ちにしたい。そんな成長してゆく姿を投影し続けてゆくところが、BABY TO KISSの存在意義だからこそ。

READY TO KISS

READY TO KISSのライブは、甘く切なく、何より愛らしさを振りまく「君恋」から幕を開けた。大人の色気も振りまきながら、でも淡い想いを歌声に乗せ響かせるメンバーたち。その姿へ胸いっぱいの熱いエールを送るファンたち。その関係性が素敵じゃない。「成増にいきます」に合わせ、舞台は花咲くよう一気に華やかさを増した。フロア中のテンションもさらに増幅。彼女たちの愛らしい歌声を包むように飛び交う絶叫。まさに、何時ものREADY TO KISSのライブらしい光景だ。
 5人の一体化した華やかなハーモニーとシンフォニックなドラマ曲が、舞台にミュージカルのような空間を一瞬にして作り上げた。5人のヒロインたちが、想いをキュッと振り絞るように甘く歌った「ゴールデンマンゴーパフェ」。エスノハードな楽曲に乗せ、フロア中の人たちを南国へトラベルした「タイに行きタイ」と、READY TO KISSは会場を華やかなパーティの場へと塗り上げてゆく。

今回のMCのテーマで掲げたのが、「コンセプトは何?」。清川麗奈の語った「正統派」の声にフロアから苦笑が漏れれば、「コンセプトは迷走中」と牧野広実から発言も出てくるほど。結果、「恰好可愛いキラキラ系ロックアイドル」にひとまずは落ち着いた模様だ。

恰好可愛いロックスタイルを投影、「秒シミュレーション」を通して作りあげたフロアを沸かす熱狂。一秒足りとも見逃したくないパワフルかつ躍動的な動きに魅せられ上がり続けるテンション。続く「永遠に」を通して描いた、壊れそうな心模様と愛らしい姿。脆いガラスの感情を彼女たちが差し伸べてくるからこそ、その想いを壊さないように抱きしめてあげたい。
悲しみの淵へと導くようなギターの音色と歌声。一転、轟くメタルサウンドが炸裂すると同時に楽曲は「呉れない」へ。哀切さと激しさをミックス、これぞREADY TO KISS流のメロディアスなハードロックスタイル。紅に染まる心情も、荒ぶるギターの旋律も胸に痛い。
ふたたび会場中をカラフルな色に染め上げようと、READY TO KISSは「MY WAY」を披露。「好き」という気持ちが高ぶるたびに、彼女たちの歌声も、フロアの熱気も大きく脹らみだす。恋へ夢中になったときも、歌に気持ちを熱く触発されたときも、上昇した感情は上がるところまで上がらないと治まらない。最後にREADY TO KISSは、「chuchu」をプレゼント。フロア中から沸く熱いMIXの声。不器用に甘えゆくメンバーらの姿がとてもチャーミングだ。サビで生まれた「chuchu 好きだよ」「俺もー!!」の熱いやり取り。互いに不器用に、でも真剣に想いをぶつけあう、その空気の中にいると心臓の高鳴りが止まらない!!

READY TO KISSも、BABY TO KISSも、これから新体制作りに入ってゆく。互いに新たな姿をお披露したときに、どんなに進化したパフォーマンスを見せてくれるのか、そのときを楽しみにしていようか。

PHOTO:本間裕介
TEXT:長澤智典

BABY TO KISS Web
http://iget.get-crazy.jp/babytokiss/

READY TO KISS
http://ready-to-kiss.jp/
READY TO KISS twitter
https://twitter.com/READYTOKISSoffi

I-GET Web
http://iget.get-crazy.jp/
I-GET twitter
https://twitter.com/I_GET_official

★インフォメーション★

2018年10月13日(日)新宿BLAZE
「TOKYO I-GET FESTIVAL 2019」
出演
READY TO KISS
SAY-LA
HOT DOG CAT
BABY TO KISS
etc
開場 18:30 開演 19:00
前売 3000円 当日 3500円 (ドリンク代別)

―セットリスト―

BABY TO KISS

「STAR LIGHT〜星色のこの気持ち、空に映れ〜」
「I LOVE YOU」
「こじらせ片想い」
「トップシークレット〜切ない極秘事項〜」
「BELIEVE」

READY TO KISS

「君恋」
「成増になります」
「ゴールデンマンゴーパフェ」
「タイに行きタイ」
「秒シミュレーション」
「永遠に」
「呉れない」
「MY WAY」
「chuchu」

ピックアップ記事

関連記事一覧