燃えこれ学園、無観客ライブ配信を通して待望の新曲「オルゴール」を発表。次の無観客ライブ配信には、難病のため療養中の仲川つむぎが参加。これは絶対に見逃せない!!
2020年6月より、燃えこれ学園が月2回のペースで行なっている「無観客ライブ配信」。多くのアイドル/アーティストたちが有観客ライブを行ないだした中、彼女たちは今も無観客ライブ配信を続けている。仲川つむぎが難病を抱えていることから、今もまだ人との接触の場を控えているのも理由の一つだが(メンバーも、仲川つむぎとはほとんど会えていない)、安心して楽しめるライブを提供するうえでそれが最善の方法ということから燃えこれ学園は今のライブ・スタイルを選んでいる。
12月8日(火)に行なった無観客ライブ配信では、約1年半ぶりになる新曲も発表。当日の模様を、ここにお伝えしよう。
「胸にあふれる涙を駆け抜けたらきっとShiny Days 一歩今踏みだすよこの空へ」と歌う声を合図に、ライブは「Shiny Dream」から幕を開けた。何時か夢の扉を開こうという想いを胸に、彼女たちは力強く歌いだした。とても希望や勇気に満ちた歌声だ。自分自身を輝かせたい気持ちや叶えたい夢をメンバー一人一人が胸に抱えながら、力いっぱい歌い踊る。その姿が眩しく見えていた。
次に披露したのが、和な音色も印象的な「夢幻華」。1回ごとのステージへいろんな表情を描き出す燃えこれ学園のライブの中、「夢幻華」は、燃えこれ学園の持つ凛々しい面を示す楽曲。最近のライブでよく披露しているのも、今の燃えこれ学園のパフォーマンスに力強さと艶やかな色の両面を与えてゆくからだ。
同じく「恋の魔法」も、最近の燃えこれ学園のライブへ、情熱を注ぐ曲として欠かせない。この歌に触れている間中、胸の奥から沸き立つような熱を覚えるのは、彼女たちの歌の魔法にかかってしまったから。情熱的なその姿を、ずっと追いかけていたい。この魔法、ずっと解けないで欲しい。
仲川つむぎが、届いたコメントを読み出した。中に、「今日もカメラ大好きな子がいるねぇ」というコメントも寄せられていたように、メンバーの自己紹介のときに當銘菜々がさりげなく映り込み、みずからをアピールしてゆく姿もちらほら見せていた。
「なんか今日寒くない?」と奥原澄香が(わざとらしい演技で)震えだす。その姿を見て、當銘菜々が「この寒さをみんなで吹き飛ばしていきますよー!!」と答えたところで、過ぎ去った夏を取り戻すように「夏恋♡LOVE」へ。明るく弾けた楽曲に触発され、メンバーたちが一斉にはしゃぎだす。夏の幕開けと共に訪れた恋心にときめきを覚えるように歌うメンバーたち。恋に恋しているときの無性にはしゃぎたい気持ちを、彼女たちはパフォーマンスへぶつけてゆく。その姿 が、とても眩しく見えていた。
成田麻穂のタイトルコールに乗せ、楽曲は「風と君と虹と僕」へ。メンバーたちは、タオルを手に舞台の上でわちゃわちゃ騒ぎだす。「走り出せ風になれ どこまでも自分を信じて」と歌いながら、頭上高く掲げたタオルを振り回すメンバーたち。熊野はるが、ソロパートを歌う前にさりげなくカメラへ向かってピースサインを見せる場面も登場。夢に向かって走りだす想いを歌うその姿は、燃えこれ学園のメンバーたちにとても似合う。
佐々木千咲子が、當銘菜々が、そして高未悠加と奥原澄香が、想いを乗せた歌声を繋いでゆく。披露したのが、「星の記憶が降る夜に。」。胸の中にある強い意志を、彼女たちは凛々しい表情と歌声を通して届ける。自分たち自身が、歌詞に込めた想いを体感し続けているからこそ、彼女たちの歌声が強い意志を持って胸に響いてきた。
続く「Lost in Time」でも、メンバーたちは、心に秘めた強い意志を力強く歌声に乗せ、伝えてきた。メンバー一人一人の歌うパートが多い楽曲だからこそ、それぞれの歌声を通し、強い意志を胸に歌っている気持ちが伝わってきた。熱を抱いた歌声が、心を揺さぶる。だからこそ、その姿をずっと追いかけていたい。
この日歌った「風と君と虹と僕」と「星の記憶が降る夜に。」、そこへ「BRAVE」を加えた3曲を、過去(2016年)に「新曲3曲同時発表」した想い出があったことから、MCでは、「振りを覚えるのが大変だった」など当時を振り返るトークが繰り広げられていた。他にも、「夏恋♡LOVE」の中、みんなで同じ方向へ走るパフォーマンスのところで、名古屋遠征のときに熊野はるだけ逆走したこともあったエピソードも語られていた。その姿を、成田麻穂は「猛烈突進」と形容していた。
「会いたいけど会えないみんなへの気持ちを込めました」と語った當銘菜々の言葉に続いて披露したのが、新曲の「オルゴール」。「ねぇ凍えそうな夜 見上げた星空 白く染まる優しい声の温もり」と、稲森のあが歌いだす。その想いを受け継ぐように、佐々木千咲子が「ほらね街がきらめいて ベルが響いてる 2つ並べた足跡の写真」と歌う。その想いを高未悠加、奥原澄香、三浦千鶴と受け継ぎながら、彼女たちは切ない想いをどんどん募らせてゆく。何時もなら当たり前のように一緒に過ごしていたのに、今年は過ごすことが出来ない。その寂しい気持ちを、彼女たちは届けたい人(応援してくれる人)たちに向けて歌っていた。「今年のクリスマスも一緒にいたはずなのに」の言葉が、胸に痛い。「今も約束の歌は届かないまま」と彼女たちは歌っていた。でも、広報委員(ファン)たちはわかっていたはずだ。たとえ距離は離れていようと、こうやって繋がっていることで、メンバーたちの想いを側で感じ続けていることを。「今も約束の歌を歌い続けるよ」の言葉に触れ胸がキュッと鳴れば、その気持ちをずっと無くしたくない気持ちになっていた。
「オルゴール」は、燃えこれ学園初のハーモニーを活かした楽曲であり、冬を舞台にした歌。ハーモニーを手掛けた蒼音舞は、「今回ハモリ曲をやると決まったときにすごく嬉しかったし、ハモリの制作を担当させていただいたのも嬉しくて」と語っていた。ハモリが得意な蒼音舞の魅力や彼女のセンスを活かせた楽曲になったのも「オルゴール」の特徴だ。「みんなに歌詞を届けたい」と奥原澄香が語っていたように、今のメンバーたちの想いを詰め込んだ歌詞にも、ぜひ注目して欲しい。熊野はるも、「今のわたしたちの会いたくても会えない、でも、約束の歌を歌い続けるなど、今の私たちのいろんな想いを詰め込んだ歌」と答えていた。
ライブの終盤を彩ったのが、「Re-START」だ。今や「Re-START」も、燃えこれ学園のライブに欠かせない歌。この曲を聞くたびに、気持ちが熱くなり、瞼がじんわりと濡れてゆく。未来を見据えた前向きな歌なのに、そこには不器用な生き方をわかったうえで未来へ飛びだそうとしてゆく気持ちが映し出されているからだろう、「Re-START」が自分の気持ちを代弁した歌として胸に響けば、彼女たちにエールを送られた気持ちになれる。それが、とても嬉しい。
燃えこれ学園は、見ている人たちの心に楽しいを注ぐように「すき!すき!好き!!」を届けてくれた。「君が好き」の言葉を聞くたびに、一緒に眩しい青春の風景に飛び込みたくなる。熊野はる先生に成田麻穂や奥原澄香がゲンコツでコツンと叩かれる様も飛びだすなど、彼女たち自身が歌の世界を彩る人たちとなり、この時間を思いきり楽しんでいた。
最後は、お馴染み「校歌」を斉唱。最後の「オレもー ♡」の声を、何時か目の前で上げたい。その日までは、無観客ライブ配信を楽しみ続けよう。
ここで、新しいニュースをお伝えしたい。次回の無観客ライブ配信は、12月22日(火)に開催。この日は今までリモートで出演してきた仲川つむぎもステージに立つ。久しぶりにメンバー全員が参加してのライブのように、とても楽しみだ。新曲「オルゴール」も、この日は仲川つむぎも加えた全員バージョンで聞けるのも嬉しい。熊野はるも「この一歩はすごく嬉しい」と語っていたように、次回は本当に見逃せない!!
PHOTO:平島理
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
燃えこれ学園 クリスマスSP 無観客ライブ配信
2020年12月22日(火)19:10~
https://tiget.net/events/114484
・毎週火曜日 25:00〜放送中!
『燃えこれ学園なぁなり〜ラジオ』
放送局:FM那覇(78.0Mhz)
パーソナリティ:成田、當銘
※ラジオはアプリListenRadio等で、全国でもお聴きいただけます!!
・2000人の方へCDお届け企画開催中!
《CD通販サイト》
https://movingexpress.syncsell.jp/re-start-%e7%87%83%e3%81%88%e3%81%93%e3%82%8c%e5%ad%a6%e5%9c%92/
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燃えこれ学園 twitter
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燃えこれ学園 YouTubeチャンネル
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「Re-START」MV
―セットリスト―
「Shiny Dream」
「夢幻華」
「恋の魔法」
「夏恋♡LOVE」
「風と君と虹と僕」
「星の記憶が降る夜に。」
「Lost in Time」
「オルゴール」
「Re-START
「すき!すき!好き!!」
「校歌」