David インタビュー。David、ワンマン公演「Hexagramearth -運命の糸と意図-」への想いを語る!!

INTERVIEW

 耽美/ゴシック/シンフォニック…ビジュアル系スタイルの究極を追求したのが、Davidの作り上げた1st FULL ALBUM「Hexagramearth」(ヘキサグラマース)。同作品の世界観を、視覚・聴覚・感覚を刺激する形で具現化してゆくのが、10月12日にSHIBUYA PLEASURE PLEASUREで行うワンマン公演の「Hexagramearth -運命の糸と意図-」になる。

 この日は、有観客/ライブ配信と2つの形で上演。バンドを従えたライブでありながら、”魅せる/体感”する要素を備えた「舞台劇」として作り上げる。それが臨場感を味わう会場でも、視覚的な演出効果を味わえるライブ配信だろうと、Davidの公演に触れることで、現実を忘れ、幻惑する幻想的な世界へ浸ることができる。

 この公演に参加した方全員に、アルバム「Hexagramearth」のエピローグとなる楽曲をプレゼント(有観客/ライブ配信共にチケットを購入した方にはCD盤として進呈)。この日の公演を持って、アルバム「Hexagramearth」に綴った物語が完結する。

 もちろん、アルバムを未聴でもライブは楽しめる。むしろ、予備知識なく観た映画や舞台劇を通して感動を覚え、より深くその世界観を知りたくなるのと同じ感覚を味わえるだろう。

 このたび、DavidことSUIが、同公演へ向けての想いを語ってくれた。彼の言葉を受け止め、10月12日に描き出される一夜の物語へ、あなたも足を踏み入れてほしい。

――10月12日、DavidはSHIBUYA PLEASURE PLEASUREを舞台にワンマン公演「Hexagramearth -運命の糸と意図-」を行います。Davidにとって、今回が初のホール公演。そこへどんな意図があるのか、まずはそこから教えてください。

SUI    毎年、節目となる(周年)公演を行い続けてきた中、アルバム「Hexagramearth」の物語を伝えてゆくうえでは、視覚的な面でも魅了できるホールが最適と判断してのことでした。
そもそもは、2020年に発売したConsept Album「Gothculture」が始まりでした。そこから1年間、6枚連続でシングル盤を発売し続けてきました。折しもコロナ禍の影響もあり、ライブに重きを置いた作品作りではなく、Davidが追い求めている「ゴシック」を極めた世界観を描き出すことへ集中。その制作を通しDavidが求める音楽性の輪郭が明瞭になったからこそ、そこで得た想いを突き詰める形で作りあげたのがアルバム「Hexagramearth」でした。

 この作品に確かな手応えを感じたからこそ、物語として綴った世界観を、今度は目の前で存分に楽しんでもらおうとの意図で組んだのが、10月12日にSHIBUYA PLEASURE PLEASUREで行うワンマン公演の「Hexagramearth -運命の糸と意図-」になります。もう一つ、先へ向けての想いを語るなら、Davidは来年活動5周年を迎えます。そこへ向けての新たな布石にも、この日の公演をしていく予定でいます。

――アルバム「Hexagramearth」には、耽美でゴシックというヴィジュアル系音楽の一つのスタイルを極めた曲たちを詰め込みました。本当なら、こういう音楽こそ「ヴィジュアル系の王道です」と言いたいところですが、昨今の主流とは異なる音楽性として見えてしまう。別の捉え方をするなら、だからこそ異端の美学にもっと触れてほしい気持ちも、こちら側としては持ってしまいます。

SUI  もちろん、僕自身も「わかる人にだけわかればいい」という気持ちで音楽活動をしているわけではない。Davidの描き出す世界観へ陶酔してくれる同志たちを、僕は誰よりも大切にしています。だからと言って、アンダーグラウント的な一つの枠組みとして収まってしまうのは、自分の意図とは異なります。先程も言われたように、多様性の中でDavidで今示している時に王道と言われるスタイルもシーンの中で確かな位置づけとして絶えず示すのは大事なことだと思っています。その復権の礎として、今、行っている活動を未来へ繋げていきたい気持ちでいますし、そのためにも10月12日のワンマン公演には注目してもらいたいなと思っています。

――この日はどんな内容になりそうか、その話も聞かせてください。

SUI  今回は、最新アルバム「Hexagramearth」に最も沿った展開を描きます。この作品自体が、とてもストーリー性を持っている。ライブでは、曲順通りの再現ではなく、物語の道筋を変え、そこへいろんな楽曲を加え肉付けをしたうえで、生演奏の素晴らしさを通してアルバムに描いた世界観をたっぷりお届けします。今回は、物語に合わせて映し出す映像もかなり作り込めば、ホールだからこその高さと奥行きを活かした臨場感あふれる演出もいろいろと用意しています。それもあって、いわゆるスタンディングで熱狂するのではなく、じっくり世界観へ浸ってもらおうと、今回はホールという形を取ったわけです。加えて、相応に大きな会場だからこそ、そこを成功させ、よりスケール大きなステップを踏むという想いもあります。

――今回のチケットを購入した方全員に、楽曲をプレゼントするそうですね。

SUI   この日のワンマン公演のために書き下ろした楽曲であり、アルバム「Hexagramearth」に描いた物語の最後のピースとなる楽曲を、有観客/ライブ配信どちらの形であれ、購入してくださった方全員にプレゼントします。これまでもコンセプトを重視したワンマン公演は重ねてきましたが、今回、Davidとしては初めてホールという会場を選んだように、ホールという特性を活かしたコンセプチュアルな公演になるのは間違いないです。

――ライブを深く楽しむうえで、アルバム「Hexagramearth」へ事前に触れておくのがベストなのは当然ですが、まったく耳にしてなくとも大丈夫でしょうか。

SUI   今回の公演は、舞台劇や映画を観る感覚で楽しめるように、まったくDavidの音楽に触れたことのない方でも物語の世界へ入り込み、楽しめる内容になります。むしろ観始めたとたんに引き込まれ、圧倒されるがままにライブが進んでいくと思います。

 もう少し深く僕の意図を語るなら、アルバム「Hexagramearth」はDavidのアーティストロゴのモチーフにも用いている”六芒星”をイメージし作りあげています。六芒星は、正三角形と逆三角形を組み合わせた形で出来ている。物事には常に表と裏があれば、対角をなす二つの面があるからこそ、それが一つの形として成立してゆく。今回の公演で語るなら、三角形の一つがステージ側であり、もう一つの三角形が客席側になる。それが合わさることで意味を持つ世界(ライブ)にしていきたい。今の自分をさらけ出した姿を示すライブになるからこそ、それを全身で受け止めてもらい、一緒に想いを極めたい。その覚悟を持って向かうライブにもなります。

 今回、いろんな席種も用意してあるので、自分に合ったスタイルで席を選んで楽しんでもいただけます。詳しくは特設サイト(https://davidofficial.net/oneman1012/)で確認してください。何より、DavidはSUIのソロプロジェクトではありますが、民(ファン総称)はもちろんJoint Artistはずっと苦楽を共にしてきた仲間たち。バンドスタイルだからこそ描き出せる臨場感も存分に感じてください。

Joint Artistからのコメント

erina(Guitar)

Davidが始動したときから、レコーディングやライブでギターを弾き続けています。僕自身、SUIが求める世界観を最大限活かす演奏を毎回心がけています。今回の公演のため、じっくり時間をかけ、Davidとして求める世界観を深く追求してきたように、当日は観る人を圧倒するライブを描けていけるはず。そこは、期待して待っていてください。

SHO(Drums)

今回の公演は、SUIさんの気持ちの部分がとても色濃く出ている内容。それを、しっかりとサポートし、より具体化した音楽を当日はお届けします。

Яyu from Ashmaze.(Bass)

今回は、一つの節目となるワンマン公演。しかも、初のホールという場のように、それぞれの楽曲が持つ深い部分まで細かく伝える演奏を通し、Davidとして描きたい世界観観てくださる方々にしっかりと伝えていきます。SUIさんみずから「皆サポートではなく、同じ世界を共に構成するアーティストだから」と言ってくれるので、僕ら演奏陣も目立ちに行きます!!

TEXT:長澤智典

★インフォメーション★

David「Story Teller」MV FULL

Tour FINAL ONEMAN
「Hexagramearth -運命の糸と意図-」
10/12(火) SHIBUYA PLEASURE PLEASURE (8/31振替公演)
開場 / 18:00 開演 / 18:30
[出演]
David (ワンマン)

各チケット販売URL
https://wizardstore.stores.jp/

特設ページはこちら:https://davidofficial.net/oneman1012/

1st FULL ALBUM「Hexagramearth」
https://davidofficial.net/1st-full-album-hexagramearth/

David 7タイトルを配信開始!

Gothculture -Nightimage-
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