合い言葉は「がおーっ!!!」、Lion net girl、1周年記念をアルバムを全曲解説!!!

INTERVIEW

「イマドキの子の集合体???」…字面だけを捉えると軽薄そうに思われるが、何時だって”今”という時代を華やかに彩るのは”イマドキの子”たちの感性。無邪気な好奇心こそ、何にも勝る強さと魅力を放てば、その感覚を計算高さで覆すのはなかなか難しいこと。
Lion net girlが活動を始めたのは、2018年5月16日。遡ること2ヶ月前、ソロ活動をしていた雛森りんごが、Lion net girlのプロデューサーを介してと夢咲とわと出会い、意気投合。雛森りんごが心に抱いていた「激しい音楽性をやるならソロよりもグループがいい」という想いへ賛同したことから、Lion net girlは動き出した。当初はユニットとして活動を行っていたが、「さらなる高みを目指そう」という2人の想いから、Lion net girlのライブに惚れ込んでいた猫麻さゆみを呼び入れ、2018年9月より現体制として新たにスタートを切った。
今年2月には1stワンマンライブを行い、3桁を越す動員を記録。5月16日には、活動1周年を記念し、1stアルバム『MINERVA』をリリース。同日には、彼女たちのホームグラウンドの渋谷DESEO miniを舞台に主催イベント「ライオンの祭典2019」を行えば、5月19日には渋谷Star Loungeをで2ndワンマンライブ「ライオンの独唱~31536000~」を開催する。

Lion net girlのコンセプトについて、メンバーは以下のように語ってくれた。
夢咲とわ Lion net girlは、「センチメンタルロック系アイドルグループLion net girl」をコンセプトに活動をしています。楽曲面では、「切なさは、もちろん。切なさの中に隠れている感情的な部分を爆発的に出す」ところも魅力。別の言い方をするなら、「誰もが心の中に秘めている悲しい部分を、激しい音楽に乗せてワーッと出して」います。おかげで、日頃からストレスは溜まってないです。ぜひ、日々ストレスを感じている人や、社会のしがらみに雁字搦めになっている人は、Lion net girlのライブに来て「がおーっ!!」と発散させてください。私たちが、そういう想いを代弁していますから。

活動から1年経ってないとはいえ、ワンマン公演で3桁の動員を上げるまで短期間で成長してきたのも、先に上げた”人が心に抱え持つ闇を解き放っている”からか??。グループの魅力を、メンバーたちはこうも分析??している。
猫麻さゆみ アイドルって、普通の女の子よりもちょっと外れてても許される世界だと思うんです。中でもLion net girlは、そこが他のグループさんたちよりも良い意味でも悪い意味でも発揮されてるように、その自由さがいろんな人たちの支持を得ているんだろうね。
雛森りんご Lion net girlには、「こうしちゃ駄目です」という縛りは何もないからね。何時だって、お客さんみんなと一緒に「楽しいことをやっていこう」というところが支持されているのかなぁと感じてます。

結成日に当たる5月16日(木)に発売、1stアルバム『MINERVA』にはイマドキの子たちの心模様を記した楽曲の数々を収録。3人が、その想いを力強く激しい楽曲に乗せ代弁している。ここからは、メンバーによる全曲解説をお届しよう。

『アイスクリーム(I scream)』は、みんなが一番感情をぶつけて熱々になれる曲。

雛森りんご 『アイスクリーム(I scream)』は、Lion net girlとして一番最初に生まれた曲。一番感情をぶつけられるように、みんなが熱々になれる楽曲です。
夢咲とわ わたし、23時に「あー死にたい」って書きながら即日ツイ消ししている主人公の歌詞を歌うたびに、さゆみちゃんのことを連想してしまう。
猫麻さゆみ ツイ消しはしないけどね(笑)。でも、夜中に不安から「死にたい」気持ちになってtwitterにいろんなことを書くんだけど。朝になって起きると生きる活力にあふれてて、夜中に「死にたい」と書いてた自分を消したくなるように、『アイスクリーム(I scream)』の歌詞はよくわかる。なんか、(感情の中で)「ひと爆発おきました」「なんか叫びたい」っていう歌です。

自分の人生をどうつかむかは全部自分次第と歌った『WORLD END』。

雛森りんご 「今日はあんましエンジンかかんない日だなぁ」というときでも、『WORLD END』を歌いだすと一気にエンジンがかかれば、自然とテンションも上がっていきます。みんなとハイタッチしてゆく振りのところでは一体感も作れる、楽しい曲です。
夢咲とわ 歌詞へ「失った過去たち この手の中 消せやしないジレンマ 握る手には生か死か」と書いてるように、自分の人生をどうつかむかは全部自分次第。そういう生きることを考えさせる歌だし、うちらはLion net girlを通して、それをつかみたいです。                                

『Indelible Emotion』は、ここから新しい道を切り開いてく気持ちにさせてゆく。
                            
夢咲とわ 「代わりなんていないんだ。此処が私の居場所」と歌っているように、ここ(Lion net girl)。かうちらの居場所だし、Lion net girlを土台に、ここから新しい道を切り開いてく気持ちにさせてゆく歌です。
雛森りんご 3人の気持ちを一つに、一緒に未来を目指したい気持ちへ導いてゆく歌になりました。
 
『リフレイン』が、Lion net girlに新しい音楽の風を吹かせました。

夢咲とわ アルバムにはライブでパフォーマンスし続けてきた曲たちを入れてるんですけど。唯一、新曲として入れたのが『リフレイン』。今までのLion net girlの表情とは違う、センチメンタルポップな楽曲です。。Lion net girlの曲の中では一番リズミカルなように、これまでのような重低音ボンボンって感じじゃない、明るい雰囲気です。
猫麻さゆみ Lion net girlの楽曲って、夜の雑踏の中を一人歩きながら、闇の気持ちから抜け出すみたいな印象だったけど。『リフレイン』は、木漏れ日の射す部屋の中、ちょっと不安だけど頑張ろうという気持ちにさせてゆく、明るい気持ちを持ちながらも一人で想いを巡らせてる歌って印象。
雛森りんご これまでガンガンな曲ばかりだったぶん、フーッとひと息つける爽やかな曲になったなと思う。なんか、Lion net girlに『リフレイン』が新しい音楽の風を吹かせました。

絶望の淵に立ってるんだけど、それでも「あきらめないぞ」という気持ちを『誰がために鐘は鳴る』では歌っています。

夢咲とわ 『誰がために鐘は鳴る』を歌うと、感情が一番あふれ出てくるっていうか。絶望の淵に立ってるんだけど、それでも「あきらめないぞ」という気持ちを歌っています。歌い出しが「ぐちゃぐちゃなキモチ」っていうのも凄くインパクトあったけど。「まだ終わってない 諦めてない そこでまってて 追いつくから」という歌詞も、胸にガーンって響いてきた。

大切な人かいなくなるんだけど、でも、その人のことが「好き」という気持ちをぶつけたのが『Last Summer』

夢咲とわ 独りぼっちになりそうな瞬間っていうのかな。みんなどっかへいっちゃいそうで、一人取り残されてしまいそうな気持ちになって泣きそうな気分に、『Last Summer』が心を染めてくれます。
猫麻さゆみ 確かに、サビはね。それ以外は清々しい気持ちで歌ってるというか。それが家族でも友だちでも、恋人でもいいんだけど、大事な人のことを思い浮かべながら、その大切な人への想いを噛みしめる歌って感じがする。
雛森りんご 大切な人がいなくなるんだけど、でも、その人のことが「好き」という気持ちをぶつけたのが『Last Summer』って気がする。

『Honey Syrup』は、女の子の闇な部分を歌ってる曲。男の子に甘えないと生きてはいけないように、愛されることに必死な女の子の歌だなって印象。
                    
夢咲とわ Lion net girlの曲の中では、一番(精神的に)ダーキーな曲。『Honey Syrup』に出てくる女の子は、すっごい計算高い生き方をしてる”悪い女”っていうか、見てはいけないアイドルの一面を見ちゃったみたいな。だって「君に送る思わせなリプって 甘い甘い依存のデザート 一口食べて気づいて 戻れない 出口はない」だよ。この子は、そうやって相手を自分から離れられないようするすごい企みを持っている子。そこがあくどいなと思う。
猫麻さゆみ 『Honey Syrup』は、女の子の闇な部分を歌っている曲。男の子に甘えないと生きてはいけないように、そうやって愛されることに必死な女の子の歌だなって印象。確かに、女の子って甘やかされて生きていたい生き物だけど、でも、この曲はまた違った面での女の子の闇を歌っている曲だと自分は感じました。
雛森りんご 歌詞の中で「bright future 選択」とも歌ってるんですけど、わたしは「明るい未来を選択するんだ」と思いながら歌ってます。

明るい曲調だけど、間奏をきっかけにガラッと世界観が変わってどんどん切なくなっていく。そういう気持ちの変化の物語が見える曲が『ドロップス』。

雛森りんご わたしが『ドロップス』を歌うときにイメージしているのが、オレンジの日差しが射した風景。そこには橋がかかっていて、川には桜の花びらが散っている。そんな景色を思い浮かべながら、わたしは歌っています。
猫麻さゆみ わたしも、一番と二番でガラッと変わる印象を『ドロップス』には持ってた。一番は木漏れ日が射す中で回想してゆくイメージ。それが、田舎のバス停で、小雨が降っている中、お互いちょっと気まずさを覚えながらも互いに好きな気持ちに気づいてるんだけど。あえて言わないし、その恥ずかしさを覚える空気が心地好いと互いに思ってるという風景。でも二番では、相手と連絡が取れなくなってしまい、「別にめちゃくちゃ寂しい気持ちじゃないけど。でも、いないとつまんないなぁ」という煮え切らない気持ちのまま、雨の中を歩いている風景でした。
夢咲とわ わたしも、バス停の風景わかる!!。わたしの場合、思い出のバス停を見ながら「あんな経験もあったなぁ」と思い返してるときにバスが通り過ぎるんだけど。その瞬間、思い出の人の残像が甦り、また消えてくみたいな。しかも、その人に対して「愛してよ、求めちゃダメなの?」と問いかけて終わる。その気持ちも、なんか感慨深いなぁと思って。だからこの歌、聞く人によっていろんな情景が浮かんでくる楽曲だと思う。

『秒針のない時計』は、次に流れる『深淵』に入るためのポエトリーの歌。

夢咲とわ 『秒針のない時計』は、次に流れる『深淵』に入るためのポエトリーの歌。
猫麻さゆみ 『深淵』のための導入部みたいな内容だよね。
夢咲とわ 私たち3人の語りから、次の物語へ入っていきます。

『深淵』は、一つの困難を乗り越えた後のスッーとした気持ちを歌ってるんだけど。その中には、自分の惨めさから逃げずに戦おう、きちんと自分の気持ちと向きあおうという想いも込められています。

夢咲とわ 『深淵』は、ドラクエをクリアした気持ちになれる歌。一つの困難を乗り越えた後のスッーとした気持ちを歌ってるんだけど。その中には、自分の惨めさから逃げずに戦おう、きちんと自分の気持ちと向きあおうという想いも込められています。なんだろう、自分の弱さと向きあえれば、その弱さも認めたうえで、新たな冒険に進んでいけるような歌です。
猫麻さゆみ これをライブで歌うと「みんなありがとう」という気持ちになれるように、ライブのラスト感のある歌です。
雛森りんご 『深淵』という曲があることで、Lion net girlの音楽的な幅も一気に広がったなと思っていて。Lion net girlは強めな曲が多い中、こういう表情もLion net girlにはあるんだというのを提示できた歌になりました。

Lion net girlは、1stアルバム『MINERVA』の発売日である5月16日(木)に、渋谷DESEO miniを舞台にアルバム発売記念も兼ねた主催イベント「ライオンの祭典2019」を開催。3日後の5月19日(日)には、Lion net girlの活動1周年を祝う2ndワンマン公演を渋谷Star Loungeで行う。
雛森りんご 主催イベントをアルバムの発売日に行うだけではなく、この日がLion net girlとして活動を始めてちょうど1年目の日。イベントには、これまでお世話になったいろんなゲストアイドルさんを呼んでいるように、5月19日に行うワンマン公演の前夜祭として盛り上げて、3日後のワンマン公演へ繋げたいです。
夢咲とわ 5月19日に渋谷Star Loungeで行うワンマン公演「ライオンの独唱~31536000~」はLion net girlの2ndワンマンライブであり、こちらも活動一周年を記念した公演になります。タイトルへ記した「31536000」は、1年間の秒数。その秒数の中、一瞬でもLion net girlに関わった人はみんなライブに来て欲しいです。何より、この1年間の活動をハッピーに祝いたいから、みんなを巻き込んで大騒ぎしたいなと思ってる。

ここまで順調に成長し続けているLion net girlだが、未熟な面も多いようにまだまだ成長過程の身。むしろ、善し悪しのばらつきも楽しむ姿勢で、3人の成長と、ライブで騒ぎ倒す無邪気な姿を楽しんでいただきたい。もちろん、ライブに足を運んだらこの挨拶を忘れずに。

夢咲とわ 私たちがライブで「せーの!」と言ったら、みんな「がおーっ!!!!」と言ってください。

TEXT:長澤智典

Lion net girl twitter
https://twitter.com/lng_info

雛森りんご twitter
https://twitter.com/ringo30love
夢咲とわ twitter
https://twitter.com/ringo30love
猫麻さゆみ twitter
https://twitter.com/ba_bu_ta_n

Lion net girl YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCyuCHHEf-6_qqLIBG2ZUakw?view_as=subscriber
Lion net girl SOUND
https://soundcloud.com/info-lngproject

●ワンマン情報●

Lion net girl One-man show
「ライオンの独唱~31536000~」
日時:5月19日(日)
会場:渋谷Star lounge
時間:Open 18:00/Start 18:30
料金:前売 \2,000/当日 \2,500
出演:Lion net girl       

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